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フルオンチェーンNFT "Light Sculpture"

Light Sculpture


肉眼ではとらえられない虹の美しさを表現しようとした作品です。
CGIではなく、本物の水を撮影しました。
入射光の角度を変えて撮影された、112枚からなります。

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写真のフルオンチェーンNFT

この写真をフルオンチェーンNFTとしてブロックチェーンに刻みました。

Light Sculpture, 2017 - Digital
Angles of incident light : 40.60°, 41.09°, 41.40°, 41.70°, 41.84°, 42.09°. 42.39°
Image : JPG, 1024x1024 px, fully on-chain NFT
Edition : 1/1
Shooting Data : Sony α7RⅢ, Sinar 4x5, Mamiya 210mm
Smart contract engineer : nawoo

合計14枚をフルオンチェーンNFTにする予定です。
現在[20220910]3枚がデプロイされています。

OpenSea   Etherscan

これはアート作品であり、ロードマップやユーティリティーはありません。

Ethereumの写真のフルオンチェーンNFTはまだ多く存在していません。
ブロックチェーンに刻まれた水滴の写真が永遠に残るかどうかの実験です。
作品のコンセプトは一瞬だけ存在する儚い彫刻というものですが、このイメージ自体の価値は100年後でも保たれていると信じています。

通常の写真や映像などのNFTは、データが大きいためデータの保管場所のみブロックチェーンに刻まれています。
しかし今回は、イメージデータをBase64に変換し、5回に分割してアップロードすることによって、1024x1024 pxの大きさのJPGデータをフルオンチェーンNFTにしています。

虹の原理

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引用 : https://education.nationalgeographic.org/resource/rainbow#undefined

この図は、虹の原理を示したものです。
水滴に入った光は、裏側で屈折・反射し、表側から出るときに再び屈折します。光が分光して色が見えます。

撮影セット

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撮影のセット 水玉が装置から落下して、
センサーを使ってストロボを発光しています。
Nikon F5, Mamiya 210mm
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Sinar 4 x 5
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メインライト Nikon クリップオンストロボ
Arduinoで発光時間や出力を制御
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バックライト
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ネガフィルム

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